パソコン拡張用のパーツが届く。
僕のプアーなメインマシンと、嫁さんのハイスペックなマシンと、中身を交換して
しまおうという作戦。
嫁のほうのマシンは、そんなハイスペックというほどでもないのだけど、組んだ時
期が新しいため、1万円もしない廉価版のビデオカードでも、僕の古いマシンの2倍
の性能があったりする。
嫁は3Dゲームなんてやらないので、猫に小判である。
ケースやドライブ類という「外側」だけを残して、中身を丸ごとチェンジしまおう
という作戦である。ついでにHDD増設、メモリ増設、夏に向けてのCPUクーラー
換装などもしてしまおうとして、パーツ注文したのであるが……。
S式の仕事のほうが、入稿自体は済ませたのだが、その後に存在する雑事のほう
が、なんやかやと引きずっていて、どうも交換のタイミングを掴めない。
最近調子のおかしいWINDOWS−XPもこの機会に再インストールしてしまう
予定なので、各種ソフトをインストールして、快適な環境に戻るには、突貫作業で
やっても半日はかかるし、だらだらやっていると数日かかってしまう。
急に連絡があって確認作業などを行うときに、使い慣れた環境のパソコンがないと
差し障りが出ることもある。巨大JPGを拡大縮小できないと仕事にならないし、P
HOTOSHOPのPSD形式を突如開かなくてはならないこともある。
ノートパソコンはあるが、原稿書き専用マシンなので、デスクトップと同一の環境
になってない。
とりあえず、今日、あとがきとあらすじとを入稿するので、そうしたら2台のパソ
コンの中身の引っ越し作業に入ることになる。
星くずに専念するのは、もうちょっと先か。
2006年07月03日
2006年06月28日
著者校がくる
今日は著者校が到着する日。
普通は一、二週間はかかるものが、土曜日に原稿を入れて(入稿)、水曜日に著者校が到着だから、かなりの特急ということになる。(今回はだいぶギリギリだった)
著者校というものがなにか説明をすると、実際に製本された状態にかなり近い印刷見本に、著者が最終チェックを行うというもの。
文庫の見開き2ページ分がB4の紙1枚に印刷されている。文庫本の見開きはA5サイズであるから、だいぶ余白が多い。これは赤ボールペンで色々と修正内容を書きこむ(赤入れ)ための余白として使う。
なにをチェックするのかというと、自分の書いた原稿がそのまま印刷されているか、入稿したときには見落としていた誤字脱字などがみつからないか、などを重点的にチェックする。
編集部に原稿を預けてから先の作業では、複数人の人間が作業に関わるので、人為的ミスが結構起きてしまう。
原稿用紙を印刷所に入れていた大昔には、ややもすると、同じ行が2回出てきたり、まるまる数行が飛ばされていたりした。最近はファイルによる電子入稿なのでそういったミスは起きないが、ルビの指定などはあいかわらず手作業で行っているので、入っているはずのルビが抜けていたりすることもある。ハートマークや濁点付きの「う」など、特殊な文字を使うときも、きちんと指定通りになっているか確認が必要だ。
もちろん編集や校正といった人間もチェックしているが、大勢でクロスチェックして精度を上げてゆくわけだ。しかし数人のプロが真剣に仕事としてチェックを行っていても、どうしても、1冊につき、2〜3箇所の誤字は出てしまう。
盛り上がる場面や見せ場で誤字が出てくると興ざめだ。せめてそうした場面では出ないように心がける。
この著者校でOKを出したなら、泣いても笑っても、原稿はそのままの内容で世に出ることになる。文字通りの意味で、著者の最終チェックであるわけだ。
著者校は最終チェックであるので、文章に関しては手を入れないのが普通。
だが入稿時に修正が間に合わなかった人は、ここで大きく直してしまうことあるらしい。
僕はやらない。僕の場合は基本的に、書きあげた状態でそのまま入稿できるような原稿を書くことにしている。
今回は急ぎだったので、書きあげたときはまだ粗く、二稿、三稿、とモディファイしていってから入稿となったのだが、それでも入稿前にドタバタしているだけであって、「入稿してから手は付けない」ということは変わらない。
ということで、二日ほど、S式2巻の著者校に専念しないとならない。
今回は、著者校の戻しは明日の夕方、というやはり特急スケジュール。
精読して一字一句確認してゆくから、1冊の本のチェックに18時間ぐらい掛かるのが常である。二日まるまる専有される模様。
まあ到着は午後便だろうから、それまでは星くず書いていよう。
三日あけただけで、もう書けなくなっている自分がいる。
3時間も向かえば7ページは進む、というのが執筆ラストの「普通」であるわけだが、数時間取り組んで、ようやく1ページ。
普通は一、二週間はかかるものが、土曜日に原稿を入れて(入稿)、水曜日に著者校が到着だから、かなりの特急ということになる。(今回はだいぶギリギリだった)
著者校というものがなにか説明をすると、実際に製本された状態にかなり近い印刷見本に、著者が最終チェックを行うというもの。
文庫の見開き2ページ分がB4の紙1枚に印刷されている。文庫本の見開きはA5サイズであるから、だいぶ余白が多い。これは赤ボールペンで色々と修正内容を書きこむ(赤入れ)ための余白として使う。
なにをチェックするのかというと、自分の書いた原稿がそのまま印刷されているか、入稿したときには見落としていた誤字脱字などがみつからないか、などを重点的にチェックする。
編集部に原稿を預けてから先の作業では、複数人の人間が作業に関わるので、人為的ミスが結構起きてしまう。
原稿用紙を印刷所に入れていた大昔には、ややもすると、同じ行が2回出てきたり、まるまる数行が飛ばされていたりした。最近はファイルによる電子入稿なのでそういったミスは起きないが、ルビの指定などはあいかわらず手作業で行っているので、入っているはずのルビが抜けていたりすることもある。ハートマークや濁点付きの「う」など、特殊な文字を使うときも、きちんと指定通りになっているか確認が必要だ。
もちろん編集や校正といった人間もチェックしているが、大勢でクロスチェックして精度を上げてゆくわけだ。しかし数人のプロが真剣に仕事としてチェックを行っていても、どうしても、1冊につき、2〜3箇所の誤字は出てしまう。
盛り上がる場面や見せ場で誤字が出てくると興ざめだ。せめてそうした場面では出ないように心がける。
この著者校でOKを出したなら、泣いても笑っても、原稿はそのままの内容で世に出ることになる。文字通りの意味で、著者の最終チェックであるわけだ。
著者校は最終チェックであるので、文章に関しては手を入れないのが普通。
だが入稿時に修正が間に合わなかった人は、ここで大きく直してしまうことあるらしい。
僕はやらない。僕の場合は基本的に、書きあげた状態でそのまま入稿できるような原稿を書くことにしている。
今回は急ぎだったので、書きあげたときはまだ粗く、二稿、三稿、とモディファイしていってから入稿となったのだが、それでも入稿前にドタバタしているだけであって、「入稿してから手は付けない」ということは変わらない。
ということで、二日ほど、S式2巻の著者校に専念しないとならない。
今回は、著者校の戻しは明日の夕方、というやはり特急スケジュール。
精読して一字一句確認してゆくから、1冊の本のチェックに18時間ぐらい掛かるのが常である。二日まるまる専有される模様。
まあ到着は午後便だろうから、それまでは星くず書いていよう。
三日あけただけで、もう書けなくなっている自分がいる。
3時間も向かえば7ページは進む、というのが執筆ラストの「普通」であるわけだが、数時間取り組んで、ようやく1ページ。
2006年06月27日
2006年06月26日
S式コミュニケーションの2巻を入稿
じつは6/24には入稿作業は終わっていて、昨日は近場のスーパ銭湯でプチ日帰り旅行でリフレッシュしていた。
いや今回は手こずった。
データを見て見ると、執筆開始が4/3となっているので、およそ2ヶ月と3週間ほど掛かりっきりになっていたことになる。
ここ何巻かの実績として、一冊を1ヶ月と3週間ほどで脱稿できていたので、S式の2巻目は1巻目が出てから3ヶ月後――というスケジュールで動いていたのだが、締め切りがやって来たときには4分の1も上がっていない状態。編集さんと協議の上、発売を一ヶ月遅らせることに。
一ヶ月ずれた時点ですぐにhp上で告知できないのは、まあ、いろいろと営業的な兼ね合いによるもの。出版者側のhpで告知されれば著者のhpでも告知できるのだが、そうなってから告知しなかったのは、忙しくてそれどころではなかった、というだけ。
今日から星くずの執筆に取りかかる予定。
覚悟とも愚痴とも言いわけとも分析ともつかない、なにかを読む
いや今回は手こずった。
データを見て見ると、執筆開始が4/3となっているので、およそ2ヶ月と3週間ほど掛かりっきりになっていたことになる。
ここ何巻かの実績として、一冊を1ヶ月と3週間ほどで脱稿できていたので、S式の2巻目は1巻目が出てから3ヶ月後――というスケジュールで動いていたのだが、締め切りがやって来たときには4分の1も上がっていない状態。編集さんと協議の上、発売を一ヶ月遅らせることに。
一ヶ月ずれた時点ですぐにhp上で告知できないのは、まあ、いろいろと営業的な兼ね合いによるもの。出版者側のhpで告知されれば著者のhpでも告知できるのだが、そうなってから告知しなかったのは、忙しくてそれどころではなかった、というだけ。
今日から星くずの執筆に取りかかる予定。
覚悟とも愚痴とも言いわけとも分析ともつかない、なにかを読む